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坂詰 将也 さん - Sakatsume Masaya -

1988年長岡市生まれ。長岡工業高等専門学校、長岡技術科学大学卒業。長男誕生を機にUターン。2017年、フラー株式会社に参画し、新潟支社長に就任。ユメは、自分の住みたい場所で好きな仕事ができる世界を創ること。




第2の人生を謳歌している…そんな感じ

 実は、Uターンで少し躓いたかなって、当初は思っていました。でも、結論としては、今すごい楽しんで、こっちに住みながら仕事をしています。その“きっかけ”をくれたのが長岡高専の同級生。その同級生たちと一緒に地元で仕事をしていて、第2の人生を謳歌している…そんな感じです。だから、今回の撮影場所に長岡高専を選びました。
 僕は5年間長岡高専に在籍していたんですけど、青春がめちゃめちゃ詰まったいい時間でしたね。それがすごくて!同じクラスで5年間一緒だったんですよ。僕普段あんまり感情的にならないんですけど、卒業式のときは、さすがに泣きませんでしたが、グッとくるものがありました。

「情報発信」の責任

 僕の場合、こっちに帰ってきたことで、新潟にある企業の人として、新潟出身の人として、「こんなに頑張っている人や企業がある」ってことを“自分から”発信する“責任感”を感じるようになりました。今日のインタビューも、Uターンのきっかけになってくれるような、そんな機会になったら嬉しいなと思います。
 東京は何もしなくても選択肢とか可能性が無限に広がっている。でも地方は決してそうじゃない。それは選択肢がないっていう意味じゃなくて、東京に比べれば少ない。人口がそもそも違うから。だから、新潟にいる僕たちができることは、インターネットサービスがすごく発展しているから、しっかり情報発信をしていくことなんだろうなって思っています。
 新潟に帰ってきて、それができている会社が実はすごく少ないことに気がついて。いい会社がたくさんあるのに、知らない人も多くいて…地元の学生すら知らない会社がたくさんあって。地元の会社にとって情報発信の良い例を示せたら嬉しいなとも感じています。たぶん、そういうことが地元の活性化にゆくゆくは繋がっていくんだろうなって考えています。


“みんなのためになること”が好き

 意識はしていないですけど、もともと“みんなのためになること”が好きなのかもしれないですね。
 今はどこでも仕事ができる時代に入ってきて、こっちにいながらも楽しく仕事はできますし、地元を支えてきた歴史ある会社さんも多い。僕が今興味があるのは、歴史のある会社さんがもっと元気になる方法を見つけてあげること。しっかり活気づくような貢献をしていきたい。それが“長岡に帰りたい”って思えるような環境づくりに直結していくんだろうなって思います。

家族と過ごす時間

 僕も妻も実家がこっちなんで、家族と過ごす時間が増えたことがすごくいいですね。子どもが2人いるんですけど、週末になるとしょっちゅう実家に帰って、私の両親とか祖父母に子どもの顔を見せたりすることがすごく簡単にできるので強く感じます。親孝行できているのかなって。
 何よりも、私の妻が友達と会ったりして、楽しそうな姿を見ると、楽しんで生活できているなって。そういうときにも、帰ってきて良かったなって思います

Interview|2020.2.19 
Photo|長岡工業高等専門学校